老朽化が進んだマンションのリノベーションが必要なのはなぜかその理由について
マンションも老朽化が進んでくるとリノベーションが必要になってきます。
これは設備が少しずつ劣化してきてこのサインは色々な箇所へで出てきます。
古いコンクリートだとひび割れが起きたり、それをそのままにすると雨漏りが発生したりします。
気が付きにくいのが配管で排水管が古くなると、中身へ詰まりが起きて給排水の機能にも問題が生じ気が付いたときに高額な修理費がかかります。
どのマンションでも管理費や修繕費は数年ごとに上がっていき、管理費が上がると居住者の負担が増えてしまい、結局それが原因で空き室が増えるとった場合も多いです。
リノベーションや大規模な改修を繰り返していくと、将来的な修繕計画に問題が起きたり管理費が不足して、区分所有者の負担割合が多くなっていることも珍しくないです。
また、日本は地震大国であり耐震性も重要で、今の建築基準法の耐震基準は1981年に改正されたもので、それ以前に建築されたマンションは震度5弱までの地震しか耐えられない構造となってます。
耐震強化のためにもリノベーションは欠かせないものといえます。
天井の排管をむき出しにするリノベーションのメリットとデメリット
天井の排管をむき出しにするリノベーションは人気があります。
おしゃれなカフェの多くが採り入れているスタイルであり、希望する人も少なくありません。
そのメリットはまず天井が高くなることと、天井材の費用が浮くことです。
天井が高くなると開放感が生まれます。
もともと普通の物件にもかかわらずリノベーションをするだけで、空間が生まれるのは大きな長所でしょう。
しかもそのやり方は天井材を貼らないことですから、材料費もカットできます。
一方のデメリットは掃除の手間と騒音、光熱費の上昇です。
パイプがむき出しになることで埃の溜まるスペースが増しますから、掃除の手間が増えます。
場所は手の届きにくい高所であり怪我のリスクも増えます。
さらに排管を流れる音が聞こえるのは大きな短所です。
家族が静かに過ごしている時に、上の階の人の排水音が聞こえるのはいただけません。
そして頭上のスペースが増えるわけですから、冷暖房を効かせるべき空間が増して光熱費が上がります。